五反田和樹 個展「VACANT FRAME」
2022 10.31mon - 11.6sun 
11:00 - 20:00

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1丁目11-3 第一富士商事ビル4F
03-3463-0720 

【展示概要】
映像作家/コラージュ作家 五反田和樹の4年ぶりの展覧会をGallery Conceal Shibuya(スペースCとD)にて開催致します。
本展覧会では「目に見える事象はコラージュ的に編集されているが故、誤解や齟齬は前提である(※)」というテーマを元に制作したコラージュ作品を展示し、意図や詳細を記載したテキストをご用意致します。
目で見るビジュアルのみではなくキャプションとの間に生まれるフレームの外側を楽しんで頂ければ幸いです。
(※省略した文のため本意はステートメント参照)

【Artist Statement】
私たちが見ているものは常に物事の全てではなく切り取られた側面であるため、現実でも不条理な出来事が唐突に起きているように見える事がしばしばある。目に見えるほとんどの事象は編集されており各々の捉え方の違いによって自己や他者との間に誤解や齟齬を生んだりする。私はこれらの主観と客観の齟齬を超現実主義(シュルレアリスム)的、特にコラージュ的であると考えている。
私は平面作品、映像作品に限らず編集やトリミングによって狭まる認識や理解の外側の意識を喚起しようとしており、平面作品にはフレームの外側を想起させるようなキャプションを付けたり、映像ではカットを繋げない事でそのモンタージュによる別の意味付けを誘発させようとしている。
一般的によく見られる簡潔に分かり易くパッケージするという行為はひと目見る事でその全てを理解したような錯覚に陥らせる。それは受け取る側が考えずに済むような仕組みになっており、本意とは違う意図で伝わることも多く、誤解され、軋轢を生み、分かり易いが故に簡単に伝播する危険性を孕んでいる。
そのため自身の作品においては反デザイン的に制作することが多く、安易に目線を誘導しない、人工的に揃えないというところも意識しているところである。 また制作は全て映画(映像)を作っているつもりで進めており平面作品に至っては実験映像の一種と捉えている。

【profile】
映像作家 / コラージュ作家
五反田和樹(Kazuki Gotanda)
広島県出身
映像と平面を行き来する映像作家/コラージュ作家。最近では木村カエラ、にしな、Creepy Nuts、yamaなどのミュージックビデオを手掛け、その他雑誌や広告などでも幅広く活動している。自身のアーティストステートメントを元に平面、映像、文章などのコラージュを土台として実写との融合や新しい表現を模索しながら制作中。制作は基本個人主義的な進行が多く、案件によっては少数精鋭で制作を行っている。生涯の目標は単独で独創的な映画を作ること。

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